
フィンテック企業のドレミングアジア(シンガポール)は、三井住友海上火災保険と提携してスマートフォンから加入できる保険商品を展開することを明らかにした。
ドレミングは日本発のスタートアップ企業で、シンガポールやインドなどにおいて勤怠管理や給与計算、振り込みまでを一元管理することのできるソフトを商品化している。
同社の提供するシステムでは勤務時間や給与のデータはクラウド上で管理され、給与を受ける従業員がスマートフォンを介して好きなタイミングに給与を受け取ることができる。
今回商品展開が発表された保険は東南アジアで売り出されることが決定している。
ドレミングの展開する給与管理ソフトを利用している企業の従業員が、傷害保険などに加入したい場合に使うことのできる商品であり、与信上、銀行口座を持つことのできない労働者の多い新興国向けの金融サービスとして新たに加えられることとなった。
この保険商品は三井住友海上のアジア持ち株会社の協力を得て開発されたものであり、日本ユニシスグループがシステム開発を支援し、2020年3月までには発売が開始されることが発表されている。
現在ベトナムでも現地の銀行と組み、同様のソフトの展開を始められている。
ドレミングの商品展開は新たなサービスを他社・他国に提案したと言えよう。