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日本生命、ITイノベーション創出への取組を公表 – finAsol

日本生命、ITイノベーション創出への取組を公表


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日本生命は7月29日、顧客サービスや業務プロセスの高度化を目的としたITイノベーション創出への取組方針を公表した。子会社のニッセイ情報テクノロジーと共同で取り組む。

具体的な取組み内容は3つある。

まず1つ目は、ITイノベーション推進体制の構築と先端ITの具体活用事例の検討だ。同社では、全社横断的なITイノベーションワーキンググループ(通称LET’S)を今年度すでに発足させており、先端ITの動向や活用事例の調査・研究をさらに強化する。

例えば、人工知能を活用した査定業務の効率化や、ウェアラブル端末で取得した健康情報をもとに保険料を割引くサービスなどを検討する。

2つ目は、ハッカソンの実施とオープンイノベーションの推進だ。今秋、野村総研が実施する「NRIハッカソン2016」へ協賛し、先端ITを活用した健康増進に関する新しいサービスの創出に取組むほか、今後独自のハッカソンを主催することも計画する。

これらのイベントを通じて、他業種やベンチャーを含む様々な企業との協業や提携といったオープンイノベーションを推進していく。

最後の3つ目は、シリコンバレーとの連携。今年度下期よりシリコンバレーに職員を派遣するほか、アクセラレーターのPlug and Play社と提携する。

これらの取組み内容は、メガバンクや海外主要金融機関の取組み内容に参考にした「王道的」な内容となっている。

これまで生命保険各社ともFinTech・InsTechに対して様々な取り組みを行っているものの、今回、最大手の日本生命がその取組み方針を具体的に公表したことで、今後生命保険各社間でのFinTech・InsTechへの競争が一層激化しそうだ。

以下に、日本生命のニュースリリースを引用する。

先端ITを活用したイノベーション創出取組について

日本生命保険相互会社
平成28年7月29日

日本生命保険相互会社(社長:筒井義信、以下「当社」)は、ニッセイ情報テクノロジー株式会社(社長:小林研一)とともに、お客様サービスや業務プロセスの高度化を目的とした
イノベーション創出を目指し、先端IT活用への取組を強化してまいります。具体的には以下のとおりです。

1)推進体制および先端ITの具体活用検討
今年度、全社横断的なITイノベーションワーキンググループ(通称LET’S:”Leading-Edge Technology Study(最先端技術の研究・検討)”)を発足させております。昨年度より進めてきた先端ITの動向や活用事例の調査・研究の範囲を拡大し、生命保険事業におけるお客様サービスや業務プロセスの高度化に繋がる活用シーンの検討、実証実験および実用化に向けた評価に取組んでおります。

(取組事例)
・人工知能を活用し、ご加入やお支払いにおける査定業務の効率化やコールセンターの
お客様対応の迅速化を目指した実証実験

・グループ会社化に向けた手続を進めている豪州MLC Limitedの生命保険事業において、試験的に導入されているウェアラブル端末※1から取得した健康や運動に関する情報を元に保険料を割引するサービスに関する、知見やノウハウの活用検討

2)ハッカソン※2の実施とオープンイノベーション※3の推進

当社は今秋、株式会社野村総合研究所が実施する「NRIハッカソン2016」へ協賛し、先端ITを活用した健康増進に関する新しいサービスの創出に取組んでまいります。また、より幅広いテーマでのイノベーション創出を目指し、今後当社がハッカソンを主催することを計画しております。

イノベーションの創出には社外の知見やノウハウを広く取り入れていくことが重要であり、他業種やベンチャーを含む様々な企業との協業や提携を通じ、オープンイノベーションを推進してまいります。

3)シリコンバレーとの連携
海外発の先端IT活用を視野に入れたイノベーション創出を推進するため、今年度下期より先端IT関連の企業・情報が集積するシリコンバレーに当社職員が駐在し、活用事例の収集やベンチャー企業との連携等に取組んでまいります。

また、現地での機動的な活動を目的として、シリコンバレーに本社を置く、アクセラレーター※4のプラグアンドプレイテックセンター(Plug and Play Tech Center)と提携いたします。同社が提供するサービスの活用を通じ、幅広い企業や教育機関等と協業・共同研究などに取組んでまいります。

※1身に付けて持ち歩ける情報端末のことで、歩数や心拍数等の情報をリアルタイムに収集・蓄積できます。

※2エンジニアやデザイナー、プランナーなど多様なメンバーが集い、一定の限られた時間内に共同でアイデア創出やプログラム開発を行い、その成果を競うイベントを意味します。

※3自社に加え外部の企業が持っ知見や技術を組合せて新たな発想を創出し、革新的なサービスやビジネスを作り出していく考え方を意味します。

※4ベンチャー企業等の立上げ初期の事業を成長させることを目的として、出資や大手企業とのビジネスマッチング等を実施する事業者を意味します。

以上

(以下、省略)

 

(参照)日本生命のニュースリリース

http://www.nissay.co.jp/news/2016/pdf/20160729b.pdf