テックビューロ、仮想通貨の発行支援サービスを提供開始

ブロックチェーン・仮想通貨サービスを提供するテックビューロは8月25日、ブロックチェーン技術を用いた仮想通貨・トークンの発行支援サービス「Zaica」の提供を開始した。

「Zaica」は、企業に対して仮想通貨やポイント、チケットなどをトークンとしてブロックチェーン上で発行・流通させるプラットフォームを提供するサービス。発行されたトークンは同社のビットコイン取引所「Zaif」において売買もできる。

ビットコインのブロックチェーンを使用するCounterpartyトークンのほか、NEMのブロックチェーンを使用するMOSAICアセット、プライベート型のブロックチェーン「mijin」を使った仮想通貨なども発行できる。

仮想通貨などを独自に発行したい企業が、多大な予算をかけることなく短期間でブロックチェーンを使ったプラットフォームを構築できるという。

Zaicaで発行するトークンは、発行数を限定できるほか、資産の無断移動や改ざんなどを防止できるという特徴を持つ。一般的な仮想通貨のほか、限定発売の電子トレーディングカードや1回しか使用できない投票券、転売不可能な電子チケットなどのデジタル資産を発行できるという。

今回の発表では、「Zaica」を使ったサービスの提供計画も複数発表された。これによると、フィスコが独自のフィスココインを発行し、同社株主に対して配布するほか、オウケイウェイヴがQ&Aサイトにてユーザーに還元できるトークンを発行する。

また、インフォテリアやアララ、カレンシーポートなどが「Zaica」を使ったシステムインテグレーションサービスを提供する。