
SBIホールディングスと米国のR3は10月6日、R3社が金融機関向けに開発中の分散台帳「Corda」について、日本国内でトレーニングプログラムを提供すると発表した。
R3社はブロックチェーン・分散台帳技術に強みを持つ米国のスタートアップ企業。R3社が主導するコンソーシアムには、世界の金融機関等100社以上が参加しており、金融取引を記録・処理するための分散台帳プラットフォーム「Corda」の商用化に向けた準備を進めている。
R3社では、2017年初めから参加金融機関の開発者向けに、Cordaに関して英語によるトレーニングプログラムをニューヨーク、ロンドン、シンガポールの3拠点で提供している。
今回、日本におけるCordaの普及を目的とし、SBIホールディングスと協力して、日本国内でもCorda開発者向けにトレーニングプログラムを提供することに合意したという。
今回のトレーニングプログラムでは、今年10月3日にリリースされたCordaオープンソースv1.0にあわせて、コンソーシアム参加金融機関だけではなく非参加金融機関やソフトベンダー等に対しても、プログラムを提供する。
なお、Corda オープンソースv1.0はAPIの安定性を目的としており、以降リリースされるバージョンは互換性が保証され、開発者は既存のAPI部分を修正することなく、開発を継続出来るようになるという。