
現在、仮想通貨は開発途中のものも合わせると「数百種類」あり、それぞれ特徴が大きく異なります。
「モナコイン」は国産仮想通貨であり、日本のサブカルチャーの影響を大きく受けた仮想通貨です。
秋葉原などではモナコインのイベントが開催されたり、ツイッターなどで他のユーザーに送ることができるなど、日本のネット社会において今後ますます活躍の場が広がることが予想される仮想通貨です。
モナコイン(monacoin)とは
モナコインは日本の巨大掲示板である2ちゃんねるから誕生した仮想通貨で、モナコインの「モナ」とはアスキーアートの「モナー( ´∀`)」を示しています。
他の仮想通貨がスタイリッシュなシンボルを採用している一方、モナコインはモナーを前面に出したポップでかわいいシンボルを採用しています。
モナコインはライトコインをベースにして開発されているので、ライトコイン類似点が多いのが特徴でSegwitが承認された世界初の仮想通貨でもあります。
モナコイン(monacoin)の特徴
モナコインは2ちゃんねるから誕生した国産仮想通貨ということもあり、日本のネット社会では熱烈な支持を受けています。
「投げ銭」と呼ばれる使い方がメインであり、今までネット上に素晴らしい投稿などをしても評価されることはありませんでしたが、モナコインを使うことによって優れた投稿者などに「お金」などのインセンティブを皆で与えることができます。
Q&Aサイトの「アスクモナ」では回答のお礼に対してモナコインを渡すことできますし、ツイッターではイラストを描いてもらったお礼にモナコインを送ることができるサービスもあります。
また2014年には日本国内において3万2001モナで土地を売買したこというニュースもあり、モナコインは実際に日本社会において「通貨」として利用されている仮想通貨です。
モナコインは日本のサブカルチャーによって支えられている仮想通貨といえるでしょう。
日本国内においてモナコインが日常の決済などで使われる可能性は「リップル」や「イーサリアム」などの他のアルトコインと比較して高くはありません。
しかし日本はサブカルチャー人気が高いので、2ちゃんねるやニコニコ動画やSNSなどのサイトを通じて、モナコインが活躍の場を広げていく可能性は十分にあります。
モナコイン(monacoin)の今後
モナコインは2014年の誕生から大きな値動きはあまりありませんでした。
しかし2017年10月14日には大幅な値動きがあり、1モナコイン728円という驚異的な数値を記録しました。
その要因としては大手取引所である「bitflyer」への上場などが挙げられます。
現在(2017年10月29日)では350円前後で推移をしていますが、仮想通貨市場に参加する日本の個人投資家が増えると唯一の国産仮想通貨としての人気が高まることが予想されます。
さらにネット上で利用できるWEBサイトが広がれば、認知度と利便性が高まるので通貨としての利用を目的として、モナコインを保有したいと思う人が増えるので今後も需要増からの値上がりが期待できるでしょう。
現在、モナコインを扱っている取引所は国内では「Zaif」と「bitflyer」のみになっています。
総論
モナコインは仮想通貨としてみれば、あまり特色はありません。
しかし、唯一の国産仮想通貨として文化的な側面から人気が高まり、今後も日本において活躍の場を広げていくことが予想される仮想通貨です。
日常決済などの社会インフラに使用される可能性は低く、世界的にモナコインが評価されることは期待できません。
しかしオタクの聖地といわれる秋葉原においてモナコインジャックというイベントが開催されるなど、モナコインそのものがサブカルチャーの一つとして人気があります。
日本のサブカルチャーの人気が衰えない限り、モナコインはオタクといわれる人たちに支持をされるので、ある程度安定した価値を保ち続けることが予想される仮想通貨といえるでしょう。