落合陽一が語るビットコイン(仮想通貨)の未来

https://youtu.be/kJOLHlSZtzc

筑波大学の学長補佐であり、現代の魔法使いという異名を持ち、AIに詳しい実業家の落合陽一が、ビットコインなどの「仮想通貨の未来」に関して「Live Picks」で答えていました。

仮想通貨の価格は「恐怖指数」が深く関わっている!

仮想通貨の価格が上がる理由の1つとして、恐怖指数が関係していることを落合陽一は述べます。

特に、今の日本は北朝鮮によるミサイル発射の影響で恐怖指数が上がっていて、仮想通貨向きの国家と言えたりします。

そういったふうに不安定な状況だと、物として存在し、特定の国に依存しているお金なんかよりも、仮想通貨に変えておいた方が良いと考える人は多いようです。

ブロックチェーンって何?

仮想通貨の話でよく出てくるのは、ブロックチェーンですね。

ブロックチェーンのことを話すと長くなりますが、簡単に言えば、ブロックチェーンとはトランザクション(データ更新処理などの取引)をみんなで監視できるシステムのこと。

これにより、仮想通貨を使っている人すべてが送金や出金、入金がしっかり行われていることの確認が可能になります。

仮想通貨が実際の通貨を駆逐することはあり得るの?

これに関して落合陽一は「まあないでしょうね。」とのこと。

ただ、国家が円コインなどとして仮想通貨を発行するのはアリだと言います。

例えば、エストニアがエストコインという新しいコインを発行すると言っているようなものと同じですね。

仮想通貨はどれを選べばいいの?

・テクニカルチャートを見る
・その仮想通貨にどのような機能があるか?
・どのような採掘(マイニング)がされているか?
・どういうようなプロジェクトが後ろに走っているのか?

これらを予め裏で観察しておいて、落合陽一は仮想通貨を買うかどうかを決めるみたいです。

落合陽一は中国人マイナーのTwitterを観察している

特に、世界最大規模のマイニング企業のCEOであるジハン・ウーのツイートはいつも見ているようです。

ジハン・ウーは、いきなり訳の分からない画像をTwitterに投稿したりします。
例えば、8月20日の画像などですね。

このとき、落合陽一は

・採掘難易度が変わる
・次のセグウィットのアクティベーションが起こる

などの何かしらの変動を推測し、確実に価格が下がるということを感じ取ります。

ちなみに落合陽一はジハン・ウーだけでなく、仮想通貨に携わっている中国人マイナーを数多くフォローし、いつも何をしているのか?
何を言うのか?観察して次なにが起こるのか?常に考えています。

例えば、この集団はどういう反応をして、どこに対して動いていくのか?などですね。
これは、日銀総裁の発言に応じて金融政策をよんでいくのと同じ感覚のようです。

他にも、仮想通貨「イーサリアム」の生みの親であるヴィタリック・ブテリンなどもSNSでフォローして、チェックしているそうですね。

何千もある仮想通貨の中から信用できるものを選ぶ方法とは?

・ICOした時の紙をしっかり読む(ホワイトペーパー)
・誰がそれをやっているのか?
・誰が何のためにやっているのか?

これらが重要と語ります。
例えば、キックスターター(資金調達を行うサイト)でハズレを引かないようにするのと同じ感覚みたいです。

その仮想通貨を作ろうとしている人の人間性を観察したり、SNSのアカウントをチェックし、怪しくないのか?見極めることが大事なようです。

最大手の仮想通貨だけ買うか分散して買うかどちらがいい?

これに関しては、一概には言えないそうです。

ただ、長期保有をどれくらいの期間できるか?などは大切になってくるらしいですね。

ちなみに落合陽一の知り合いは、価格が下がったら買うを繰り返してバブルに乗っかかっただけでお金持ちになったそうです。

また、時代によっても変化するので、その仮想通貨の動きをチェックすることが大事なようです。

仮想通貨は世の中においてどういう存在になるのか?

あ

仮想通貨は実体はないけど、金融価値になると言います。

例えば、北朝鮮の人が財をビットコインに変えて、逃げる場合にスマホ1つあれば食べていけるなんてことはあるかもしれませんし、
各国を周る時に仮想通貨なら取引に時間がかからず、とても便利だと言います。

特に

1.仮想通貨=アジアの統一通貨
2.将来、家庭にある「金」程度の額の仮想通貨を保有するようになる
3.換金可能な価値が増える

この3つに関して述べています。

1.仮想通貨=アジアの統一通貨

アジアは

・中国にマイニングを行っている人がたくさんいる
・割と小さい地域に国があちこちにあり、それぞれ言語や通貨が違う
・人口が増えていく

これらを今後、まかないきるなら、新しい貨幣流通システムをつくるよりかは通貨の電子化がとても効率的だと述べます。

2.将来、家庭にある「金」程度の額の仮想通貨を保有するようになる

例えば、マイルが自然に溜まっていたり、ビッグカメラやヨドバシカメラ、Tカードのポイントが勝手に溜まっていきますよね。

これが将来、各家庭に仮想ポイントのようなものが保有される時代がくる可能性があると落合陽一は述べます。

今なら、「金」の代わりになるような派生の物を家庭に保有しているように、未来では換金可能なデータや物が家にあるということが想像できるようです。

3.換金可能な価値が増える

あらゆるものが金融化されると述べます。

例えば、メルカリやヤフオクのように、服を着続けながら、売る時が来れば売れるような時代ですね。

質屋アプリで騒がれていた「CASH」などもそうですね、自分の物をすぐにお金に換えることが出来ます。
過度に高い物がなくなり、必要なところだけにお金が集まりやすくなると言います。

仮想通貨が1種類に統合される日は来るの?

「なんないと思います。」とのこと。

ただし、弱いプロジェクトはどんどん潰れていき、大したことのないICOには誰も見向きしなくなり、ある程度は集約されると述べます。

仮想通貨が実際に生活で使われる日が来るとすれば、いつ頃?

いつ頃になるか?ということは断言できないものの、マウントゴックス社の取引所で起きたビットコイン消失事件などのような、仮想通貨に対しての信用が崩れ落ちるような事件が起きたときに信用を高めるための対策がされていき、仮想通貨市場は一皮剥けるとのこと。

例えば最近では、セグウィット(仮想通貨の取引を円滑にするための解決策)の時に仮想通貨市場は成長したとされています。

仮想通貨に実装されたら面白そうな機能は?

通貨の価格があまり変動しないような機能を付けてほしいと言います。

金(きん)より安定的な価値であるっていうのを、より安定的に先物市場や、仮想通貨市場の裏返しとして、通貨を設定するという考え方は売れそうだとのこと。

マイニングのリソース不足というリスクはあるの?

「めちゃくちゃあると思います。」とのこと。

中国にはマイナーがたくさんいて、膨大な電気代を払いながらマイニングしていますが、中国の電気代が2倍膨れ上がったりすると、リスクになりますね。

そして、今のように過剰に人が流れ込んできている時は処理しきれなくなり、ビットコインの信頼性が崩れる可能性があると言います。

ビットコインはバブル!

落合陽一は今回のliveで「ビットコインはバブル」だと断言しました。

落合陽一の中で、バブルのラインというものがあり、ビットコインはそのラインを明らかに越えているそうです。

取引所によって価格が違うので、ぜんぶ登録しておいた方が良い!

落合陽一は、zaif、ビットフライヤー、コインチェックと日本でも一般的な3つの取引所のアカウントを持っています。

落合陽一曰く、取引所によって価格が違うので、全部登録しておいたほうがいいみたいですね。

取引所の詳細↓

zaif  

ビットフライヤー