仮想通貨のレバレッジ取引の特徴やメリット・デメリットについて

仮想通貨のレバレッジ取引は少額の投資でも大きな利益を出すことができる投資方法です。
大きな利益が出せる可能性もありますが、同時にリスクも高くなります。

株式のレバレッジ取引で慣れているからと仮想通貨でレバレッジをしてみたが、赤字になってしまったケースもたくさんあります。

そんなレバレッジ取引の特徴やメリット、デメリットなど、まずは始める前に調べておく必要があります。

そもそも仮想通貨のレバレッジ取引とは?

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レバレッジ取引とは「証拠金取引」とも呼ばれ、取引所に証拠金を預けることで、その証拠金の10倍や20倍と何倍もの取引が可能になります。

投資資金が10万だった場合、例えばレバレッジ5倍で設定したとすると、50万円分の資金て取引するのと同じことができます。

レバレッジ取引は少額の資金でも大きな利益を出せるのが大きな魅力です。

ちなみに日本の法律では、最大レバレッジは25倍までと定められています。レバレッジ倍率は取引所によって異なるので、自分にあった所を選ぶのがいいでしょう。

ちなみに、BitMEXは海外の取引所なので、100倍までレバレッジを掛けることが出来ます。
さらに、追証がありません。(追証に関しては、下記で解説しています。)
日本語にも対応しているので、使いやすいですよ。↓

BitMEX(ビットメックス)の登録方法や使い方、メリット・デメリット!

ここで要注意なのが、少額でも大きな利益を出すことが可能ですが、それだけ損益も大きくなるリスクもあります。

レバレッジ取引は賭けた分だけ資金が増えるスピードも早いですが、減るスピードもそれだけ早くなります。

仮想通貨の価格変動は激しいので、株でレバレッジ取引をしていた人でさえ、仮想通貨の値動きが読めずに損益を大きく出してしまうケースは多々あります。

したがって短期間で利益を出して決済することでリスクも多少は抑えられるでしょう。

レバレッジ取引のメリット・デメリットについて

上記の内容と重複するかもしれませんが、レバレッジ取引を考えている場合はメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。

メリット

レバレッジのメリットはやはり「大きな利益を出すことが可能」な点です。

投資金や倍率が高ければ、仮想通貨の価格が上昇した際の利益はかなり高くなります。

2017年12月の仮想通貨バブルの際は、レバレッジ取引を行なっていたユーザーは「億り人」などと呼ばれるぐらいに利益を出しました。

通常の取引の場合、10,000円分のビットコインを購入し、12,000円に価格が上がれば2,000円の利益になります。

それが1,000円の証拠金を取引所に預け、レバレッジを10倍の設定にした場合、10,000円分を投資した時と同じ、2,000円の利益になるわけです。

投資額は同じでも、レバレッジ倍率が高くなればなるほどそれだけ出す利益も増えていくのがレバレッジ取引であり、少額でも大きな利益を生み出せるのがメリットです。

デメリット

レバレッジ取引は大きな利益を生み出しますが、逆に大きな損益をだすリスクもあります。

10倍で設定した場合、利益も10倍になりますが、損する時も10倍になります。また証拠金以上の損失を超える場合は、取引所が設定している「ロスカット」という強制的に決済され損失が確定します。

またレバレッジ取引にも手数料がかかります。
どこの取引所もレバレッジ取引の手数料は1日あたり「0.04%」と設定している場合が多いです。

1日ごとにかかってくるので、取引期間を伸ばせば伸ばすほど利益を圧迫します。または損が出ている場合はさらにきつくなります。

仮想通貨は価格が乱高下しやすい市場です。
特にレバレッジ取引はリスクと手数料を少なくするためにも、短期間でのトレードになります。

トレードしてきたから大丈夫と思っていても、売買のタイミングを即決できなければ利益を上げることが難しく、ある程度投資になれてきた人向きの投資と言えます。

取引所で設定されているロスカットとは

仮想通貨取引所では「追証なし、高い証拠金維持率のロスカット制度」をルールとしている取引所がほとんどです。これはユーザーが大きな損益を出す前に強制的に決済させる仕組みです。

・証拠金維持率とは、レバレッジ取引を行うためには、最低限の証拠金を取引所に預けます。

例えば取引所が証拠金維持率50%に設定していた場合、預けている証拠金の資産価値が50%を下回ると、強制的に決済(ロスカット)され取引がそこで終了になります。

・追証とは、仮想通貨の価格が下がり、取引所に預けた証拠金が取引所が設定している証拠金維持率より下回った場合、追加の証拠金が必要になる状態です。

簡単な参考例を挙げてみると以下のような内容です。

証拠金:10万→(レバレッジ10倍)→運用資金100万円となります。

例えば登録した取引所の証拠金維持率50%とします。

1BTCの価格=10万円だったとし、10BTC(100万円分)を購入します。

1BTC=9.5万円に下がったとします。資産100万円はが95万円になるので「含み損マイナス5万円」ということになります。

初期証拠金10万円−含み損5万=証拠金残高5万円の半分になりました。つまりこれで証拠金維持率50%になりました。

取引所で設定されている証拠金維持率は50%なので、ここでロスカットになり5万円の損をしますが、もう5万円は残ることになります。

もし価格がさらに下がっていた場合、証拠金の10万円を失うどころか借金を背負う危険もあります。

ロスカットのデメリット

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ロスカット設定(強制決済)をしている取引所が多いので、預けた証拠金以上に大きな損益はでにくくなっています。

しかしロスカットされてしまうと取引がそこで終了なので、その後、価格が上がっても取り戻せないといった状況になります。

ロスカット制度は大きな損失から投資家を守るためにありますが。
しかしデメリットもあり、ロスカットしやすい取引所では損失が出やすいということにもなります。

価格が下がり含み損が大きくなったとしても、そこから価格が再浮上して高値になったところで決済するという作戦が使えません。

したがって仮想通貨全体で暴落した時期が何度かありましたが、ああなってしまうとロスカットされてしまい、再浮上を狙うことができない点がデメリットと言えます。

仮想通貨取引所の証拠金維持率の比較

ロストカット基準は高ければいい、低ければいいというものではありません。

レバレッジ率や投資金とのバランスを考えて決めましょう。

レバレッジ取引で攻めたいならレバレッジ率は高く設定できて、ロスカットされにくい取引所を選び、リスクは低くしたいから50%〜80%のところを選ぶなど、自分がどう取引したいのかを考えましょう。

取引所 レバレッジ倍率 ロスカット基準
BITMEX 100倍
証拠金維持率50%~75%以下
ビットバンクトレード 20倍 証拠金維持率20%以下(最もロストカットされにくい)
ザイフ 7.77倍 証拠金維持率30%以下
コインチェック 5倍固定 証拠金維持率50%以下
ビットフライヤー 10倍 証拠金維持率50%以下
GMOコイン 5倍固定 証拠金維持率75%以下
ビットポイント 25倍 証拠金維持率100%以下
BTCBOX 5倍 証拠金維持率110%以下
Kraken 5倍 証拠金維持率20%以下(最もロストカットされにくい)
みんなのビットコイン 25倍 証拠金維持率110%以下
DMMビットコイン 5倍固定 証拠金維持率80%以下

上記の比較図でもお分かりいただける通り、BITMEXならレバレッジを最大100倍までかけることができるうえに、追証がかかりません。

借金を負いたくない方やギャンブルが好きな方は、BITMEXがオススメです。

また、証拠金維持率20%以下のビットバンクもロスカットされづらいので、負けづらくなっているので良いですね。

2018年1月16日の暴落はロスカット狩りの可能性が

仮想通貨の価格が下がってロスカットされちゃったなら仕方ないか、となんとか割り切れるかもしれませんが、仮想通貨全体での大きな暴落は意図的に「ロスカット狩り」を起こさせた可能性があります。

1月16〜18日の暴落の原因の1つに、ロスカット狩りが行われた可能性があります。
取引所には証拠金維持率が設定されています。ロスカットされやすいのは上の表を見ると分かると思いますが、110〜75%はロスカットされやすいと言えます。

つまりビットコインの価格が大きく下がるとロスカット基準が高いところから、レバレッジ取引を行なっているユーザーは、強制決済されることになります。

その動きを見越して、多額の投資金をを持ったヘッジファンドなどが大幅な売りを仕掛けるのを「ストップ狩り」とも呼ばれます。

巨額な売りを仕掛けて相場をぐんぐんと下げ、大量のロスカットを誘ってさらに価格を下げます。

レバレッジしていないユーザーも「早く売らないと」と焦って売りが増えます。その後にヘッジファンドは安値から大量に買い戻せば、その差額で利益を得られるという仕組みです。

ある意味、仮想通貨はヘッジファンドに振り回されている部分もあると言われています。1月16〜18日の暴落は仮想通貨バブル崩壊とも言われましたが、そういった背景も隠れています。

レバレッジ取引についてのまとめ

レバレッジ取引は少額の資金でも、仕組みをうまく利用し大きな利益を生み出せることが可能です。

しかし大きな利益を作れる反面、それだけリスクもあることを覚えておきましょう。

またレバレッジ取引を行う場合は短期間で勝負することでリスクを抑えることも可能です。
またレバレッジ取引を行う場合は自己責任になるので、無理のない範囲で行いましょう。

まとめると、

ギャンブル好きな方は、追証無しでレバレッジ100倍までかけることのできるBITMEX。

BitMEX(ビットメックス)の登録方法や使い方、メリット・デメリット!

ロスカットされづらい取引所が良いなら、ビットバンクとなります。

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