
ビットメックス(BitMEX)は、レバレッジ100倍をかけることができ、追証もないことが魅力的な仮想通貨FX取引所です。
しかし、レバレッジを100倍かけることができるということは、その分、ロスカット(ゼロカット)されるのも早くなるということです。
レバレッジのかけ方やタイミングを間違えると、一瞬で強制ロスカットされます。
ということで今回は、ロスカットされる実際の早さや、レバレッジ100倍でもロスカットされる確率を極限まで下げる方法をお伝えします。
ビットメックスの詳細↓
目次
ロスカットの基準
ロスカットの基準は
・レバレッジをどれくらいかけるか?
・クロスマージンか分離マージンか?
で変わってきます。
分離マージンでレバレッジ100倍ならほんの少しの価格変動で強制ロスカットになります。
例えば0.01BTCに100倍のレバレッジをかけて1XBTの買いポジションを持っていた場合、1XBTの現在価格が0.5%~1.5%でも下落すればロスカットされます。
USDで言えば50ドル~100ドルくらいの値動きですね。
マーク価格が清算価格(Liquidation Price)に達したらロスカット
計算しなくても、注文する前に表示される清算価格を見ればどこでロスカットされるか?すぐに分かります。
この価格をマーク価格が割ると、自動的に清算(ロスカット)されます。
逆にショートポジションなら上記の価格を突破すると、清算されることになります。
BTC(XBT)のレバレッジ100倍がロスカットされる早さ
右下にはこのように表示されます。
マーク価格とほとんど差がありませんね。これくらいなら、XBTのボラティリティなら一瞬でロスカットされるでしょう。
試しにレバレッジ100倍で買いポジションを持ってみましょう。
↓7:44に注文が約定されました。
↓7:50 わずか6分で清算(ロスカット)されました。この時点でかけたお金は戻ってきません。
ここでかけたのは約1万円なので、約6分で1万円程度のお金で消えたことになります。
ロスカット時、メールも届きます。
クロスマージンを利用する
上記のレバレッジ100倍は、分離マージンの場合です。
分離マージンで100倍をかけると、すぐにロスカットされてしまうのです。
ですから、100倍のレバレッジをかけたいのなら、クロスマージンをオススメします。
クロスマージンは、残高全てのXBTを使用してロスカット率を計算するので、ポジションがロスカットされにくくなります。
この仕組みは通常のFXでも似たようなものなので、FX経験者ならご存知だと思います。
例えば分離マージンのレバレッジ100倍だと0.5%~1%程度で清算価格に達していたところが、クロスマージンなら↓のように50%以上の値動きがなければ、ロスカットされません。
クロスマージンは、ロスカットされると残高のXBTも全てなくなります。
しかし、ビットコインの価格が今まで20万円~40万円くらいまで下がったことって1度もないですよね。
最近でも、ビットコインの価格はずっと60万~100万円を行き来しています。
ロスカットされる前に損切り
↓もし不安であるなら、このボタンで損切りすればいいのです。
損切りすれば、ある程度は返ってきますからね。
しかし、ロスカットされたら一銭も返ってきません。ロスカットされないようなトレードをすることが大事なのです。
オススメは、ストップを入れておくことですね。
ストップ注文を入れておけば、自動で損切りしてくれるので、寝ても安心です。
買い注文を入れたのなら売りのストップ、売り注文を入れたのなら買いのストップを入れておきましょう。
残高と証拠金が離れているほどロスカットされにくくなる
また、クロスマージンは資金があればあるほどロスカットされづらくできるシステムなので、資金を入金すればするほどお得です。
1BTC入金出来る人は1BTC、10ビットコイン入金出来る人は、10BTC入金してしまいましょう。
計算で言えば、
口座残高が1BTCで必要証拠金0.01BTCをクロスマージンでレバレッジ100倍なら1BTC/0.01BTCで維持率は10000%からスタートされます。
口座残高が5BTCなら50000%です。ロスカットが怖くなくなります。
ですから、100倍のレバレッジをかけるなら、断然クロスマージンが良いでしょう。
このクロスマージンの特性を活かしてビットメックスでのトレード方法を覚えれば、ビットコインFX初心者でも勝率をかなり上げれると思います。
ビットメックスでのトレード方法↓
Funding手数料には注意する
Funding手数料が0.2%、あるいは-0.2%のときに徴収される側のポジションを、徴収される直前で保有するのはちょっともったいかもしれませんね。
ですから出来るだけ、+ならショート、-ならロングを意識したほうが良いですね。
Funding手数料について↓
リスクは意識しておく
ビットコイン自体を脅かすような何かが来そうなときは要注意です。
ビットコインや仮想通貨業界が終わるような情報が入ってきたら、即ポジションを決済すればいいでしょう。
また、ビットメックス(BitMEX)自体が急に逃げたり、ハッキングなどもリスクとしては生じるので頭の隅にでも覚えておいてください。可能性は0%ではないですからね。
ビットメックスの安全性↓
これらを考慮した上でクロスマージンを利用し、ビットメックスで稼ぎましょう。