BitMEXでレバレッジをあとから変更する方法やメリット、注意点

ビットメックス(BitMEX)は最大100倍のレバレッジをかけることのできる仮想通貨FX取引所ですね。

ビットメックスの使い方や詳細↓

BitMEX(ビットメックス)の登録方法や使い方、メリット・デメリット!

レバレッジをかけたあと、「ロスカットが怖いから、やっぱり2倍~5倍くらいに下げたい。」「値上がりしそうだから、100倍にかけなおしたい。」こう考えたことがある人も少なくないでしょう。

基本的にビットメックス(BitMEX)でレバレッジを注文が約定した後でも変更することは可能です。

ただ、このレバレッジを後から変更が可能なことに関しては勘違いしやすい点や気を付けるべきことがいくつかあるので、詳しくお伝えします。

レバレッジ後から変更する方法

試しに成行注文(taker)でレバレッジ5倍で8000枚(USD)買ってみましょう。

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※クリックで拡大

50倍に変更してみます。

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確かに50倍に変わりました。

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下記の箇所でもレバレッジは変更することが出来ます。

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後からレバレッジを変更できることで勘違いしやすい点

レバレッジは後から変更できますが、儲け額を変えることは出来ません。

例えば、含み益が出たから5倍→100倍にすることによって含み益は100倍になりますが、注文価格が異なるので、レバレッジを後から変更しても、儲け額は同じ計算になります。

USD10000枚での成行注文の場合

1倍 → 証拠金1.3787 XBT

5倍 → 証拠金0.2770 XBT

100倍 →証拠金0.0158 XBT

このようになります。

ですから、後からレバレッジを変えても、そのポジションから得れる利益は一緒です。

具体的には、ROE%や未実現損益(ホバー時)、実現損益を見れば分かります。

証拠金÷ROE%から含み損益が分かります。
実現損益と未実現損益(ホバー時)で、成行決済した場合の損益が見れます。

もし、後から変更しただけで100倍の儲けが出るなら、両建てして「勝ってるほうを100倍」「負けてるほうを1倍」と言ったことが可能になりますしね。
誰でも勝ててしまいます。

レバレッジ変更で得すること

後からレバレッジを変更できることで、ロスカットされる確率を下げることが出来ます。

例えば100倍で買いポジションならビットコインの価格が1%程度下がっただけでロスカットされますが、後から1倍などに変更することにより、50%程度の下落まで耐えることが出来るようになります。

↓例えば100倍ならマーク価格が清算価格の7273に達するとロスカットされますが

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↓2倍にすればロスカット率を下げることが出来ますね。

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なので、後からレバレッジを買えることで、ロスカットのリスクを軽減することができます。

ちなみに、100倍で取引するならクロスマージンがロスカットされにくいです。

分離マージンのレバレッジ100倍は、数分でロスカットされてもおかしくありません。

一方でクロスマージン(左端の丸部分)で100倍なら、ロスカットされる可能性が激減します。
100倍で取引したい方は、どちらかというとクロスマージンのほうが効率良いと思います。

ロスカットされにくくする詳しい方法↓

BitMEXでロスカットされにくくする方法を画像で簡単に解説!

レバレッジの設定変更において気を付けること

この画面でレバレッジ設定を適当にイジって丸部分を選択してそのまま閉じると、そのレバレッジのままポジションを持ってしまいます。

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↑ここのキャンセルボタンは追加でポジションを持つことに関してのキャンセルなので、キャンセルボタンを押してもレバレッジ設定がキャンセルされるわけではないので注意してください。

レバレッジ設定を閉じるときは必ず、希望しているレバレッジの部分が選択されているか?確認しましょう。

間違って一番右端の100倍の部分に設定なんてされていたら、知らぬ間にポジションがロスカットされてボロ負けしてしまったなんていう可能性もあります。

特に、アクセスが急に集中すると固まってしまったときなどにレバレッジ設定を一番右端のままになんてしまったら最悪ですね。

まとめ

レバレッジをかければかけるほど、リターンも大きいのは確かですが、ロスカットされる確率も上がりますし、成行注文だと手数料も多めに取られます。

レバレッジを後から変更することができることで、ロスカットされるリスクを減らせることと、後から変更しても儲け額は一緒だと覚えておいてください。

一番重要なのは、価格が上がるか下がるか?というのをどこまで理解してトレードできるかですけどね。