
バイナンスは日本人ユーザーに人気の仮想通貨取引所で、日本の取引所にはないアルトコインや草コインなど105種類が取り扱われています。
またバイナンスは取引手数料が安いことでも有名ですが、バイナンスの独自トークンを使うことで手数料が半額にもなります。
そんなバイナンスの中には将来を期待されている草コインもあるので、バイナンスで取引されているおすすめの草コインをご紹介します。
目次
バイナンスとは
バイナンス(BINANCE)は2017年7月に中国で開設された仮想通貨取引所です。中国の取引所なので国の規制がかかったこともありましたが、拠点をマルタ島に移したことで、中国本土からの規制はほぼなく、日本支社も予定されています。
バイナンスはビットコインのハードフォークに対して積極的に対応しており、ビットコインキャッシュだけでなく、それ以降のハードフォークで誕生したコインの付与も行なっていたことでも知られ、新規ユーザーの登録を一時は規制していたほどの人気でした。
またバイナンスの取引手数料は0.1%と、他の海外取引所に比べると安く設定されています。
しかもバイナンスは独自の仮想通貨「BNBトークン」を発行しており、このBNBトークンで取引手数料を支払うことで、手数料が半額になり0.05%まで安くすることができます。
アルトコインと何が違う?草コインについて
2018年5月現在、2000種類近い膨大な仮想通貨があると言われている中で、社会に役に立ち実用性があるコインもあれば、全く役に立たないようなコイン、ネットゲーム内の課金に使われるようなコインもあります。
膨大にある中から将来有望な草コインを見つけ出し、早い段階から投資することで、将来、価格が上がった時に儲けられる可能性もあります。まさに宝探しにも似た投資です。
一番最初に作られた仮想通貨は知っての通りビットコインです。ビットコインのアルゴリズムやソースコードを元に作られた仮想通貨はアルトコインと呼ばれています。
ビットコインの弱点を補ったり、新しい能力が作られたりした、優秀なアルトコインはイーサリアムやライトコイン、リップルのようにリリース以降にゆっくり価格を上げていくものが多くあります。
基本的にビットコイン以外のメジャーな仮想通貨がアルトコインであり、時価総額が高いアルトコインが日本の取引所でも取り扱われています。
草コインと言われるものは
これまで価格を上げてきたアルトコインは社会的に役に立つ機能・技術を備えていると言えます。
一方、メジャーなアルトコインではない、まだ知名度が低く、日本ではほとんど知られていないアルトコインが、要は草コインとも呼ばれています。そういった草コインには以下の点が当てはまります。
・どこの誰が作ったのかよく分からない
・実用性がよく分からない
・今後発展するか分からない
・ギャンブル投機的に取引される場合が多い
・メジャーアルトコインより投資リスクが高い
・無料でもらえる場合がある
基本的に日本では得られる情報が少なく、投資するにはリスクが高いと感じるのが草コインの特徴です。
そもそも草コインの語源は「shitcoin」とも言われ、海外ではあまりいい意味ではない言葉です。
草コインがリリースされていても市場で流動性がなければ、価値がゼロになる可能性もあり、徐々に知名度が上がり大当たりする可能性もあります。
リリースされたばかりのビットコインはまさに実態がよくわからない草コインのようなものでした。
また草コインは1コイン1円未満と大変安いので、大量に購入し、一攫千金を狙ったギャンブル感覚で投機するユーザーも存在します。したがってリスクがあることを十分に理解した上で投機を行いましょう。
過去に大化けした草コイン
草コインの投資イメージは上記のようにかなりジャンブルの要素があり、当たるか当たらないかは賭けのような、ハイリスクハイリターンと言えます。
草コインに賭けるのは賭けのような投資と言われるようになった理由は、過去に大当たりだった草コインの存在もあるからです。
・Experience Point (XP)、リリース3ヶ月後、330倍
このトークンは、一見するとゲーム内だけで使用できるお金のような感じですが、実際はクエストを行い報酬として経験値やコインをもらえるというコンセプトがあります。
あるいはXPのコミュニティに参加しているだけで、コインが無料でもらえたり、もちろん仮想通貨なので取引所で現金化も可能です。
・Verge(ヴァージ/XVG)、リリース12ヶ月後、12900倍
匿名性が優れており、さらに匿名と非匿名を送信側が切り替えることができる機能があり注目されています。
・ReddCoin(RDD)、リリース20日後、4倍
デジタル通貨プラットフォームを、主要なソーシャルメディア(SNS)のプラットフォームに統合することを目的として開発され、ソーシャルメディアで広く使われる通貨として開発されました。
つまりSNS上で取引ができるようにもなります。
このようにリリース当初は価格の上昇はあまりなくても、トークンの機能性などが注目されることで、トークンの購入につながり価格が大化けした草コインがあります。
こうした大化けする例がありますが、どのトークンが大化けするのか予め把握しにくいのが現状です。しっかりと開発された仮想通貨には公式サイトがあり、開発チームがサイト内で掲載しているホワイトペーパーやロードマップという計画表があります。
しかし大概それらは英語で書かれているので、閲覧しても意味がわからないことの方が多いです。日本語に対応しているものは、かなり力を入れているとも言えます。リサーチする際はある程度、有望な草コインを厳選した上でリサーチするのがポイントです。
ある意味この作業は、有望なICOを発掘する作業にも似ています。
有望な草コインの見分け方について
●価格が安いものを探す
現状で今リリースしている仮想通貨を確かめるには「coinmarketcap.com」で確認ができます。時価総額ランキングでは有名なサイトで、100位ごとに表示されます。
右上にある「View All」をクリックすると一気に1500位ぐらいまでが表示されます。
次に、できるだけ安いコインを選びたいので、上の列にある「Price」を2回クリックすると、価格の安い順に並び替えられます。ほとんどが1円以下のトークンが表示されます。
一番左の列が順位になりますが、狙うポイントは200〜500位ぐらいの仮想通貨がおすすめです。価格はあまり低すぎても価格上昇がいつまでも期待できないことがあるので、1円以上のものが妥当です。
価格の次に、流動性も見ておきましょう。「Volume」が一番上の列にありますが、これは市場での24時間の出来高、つまり流動性を示しています。
この額が低過ぎると、流動性がなさすぎたことで取引所で「取引停止」となる可能性があるので、できるだけ低い数字のものは避けましょう。価格は安く、流動性はあるものが理想的です。
●公式サイトをチェックする
例えば、639位の価格が0.000077円、Volumeが633,756円の「Sprouts(SPRTS)」をクリックしてみます。この草コインのチェートなどが表示されます。
「Website」は草コインの公式サイトにアクセスできるようになっています。
直接公式サイトにアクセスできるようにもなっているので、内容がしっかりしているかを確認し、ネット上なら詳しく解説しているページもあり、ツイッターなどでも検索をかけることで評判が載っている場合があります。
Sprouts(SPRTS)を調べてみると、発行上限枚数:1,955,823,257,922 SPRTS、マイニングアルゴリズムがPOWとPOSの両方で採掘されるハイブリッド通貨です。
またどこで取り扱っているのかを確かめるには、下の画像にある「Market」をクリックすると、取り扱っている取引所が表示されます。下の場合はコインエクスチェンジという草コインの取り扱い数量が豊富なことで有名な取引所です。
●社会に役立ちそうな草コインか
ツイッターやネットで選んだ草コンのリサーチをする時は、この草コインは社会に役立ちそうかを見るのがポイントです。
社会で活用できる機能やプロジェクトなら、個人だけでなく企業が注目する可能性があります。企業に注目された方が、リップルのようにランキング上位に登りつめることも可能です。
そういった有望あるトークンはICO時点で話題にもなり、ICO投資をする際も社会に役立つかどうかは、見極める上で大切なポイントになります。
最近多くなってきたのが、イーサリアムのスマートコイントラクト機能を応用しているトークンです。例えば医療システムや金融システム、エネルギーシステムにアーティストたちの著作権など、ある分野に特化した、明確な開発がされたものが注目を集めやすくなっています。
決済系だけに特化したトークンだではなく、ブロックチェーン技術を応用した機能を持ったいわゆるブロックチェーン2.0や3.0と言われるようなものがいいでしょう。
さらに、↓の調べ方を参考にしてもらえれば、より有望な草コインを探すことが出来ます。
バイナンスでのおすすめ草コインランキング
バイナンスで取り扱われているおすすめの草コインを紹介します。
銘柄と共にその草コインの特徴なども一緒にご説明します。
1位:Dacentraland(MANA)
この草コインはDacentralandというVRゲームの中で利用されるトークンです。ゲームの世界に登場する街や電車などでMANAをお金と同様に利用することができます。
トークンが配布された始めた頃は、2円前後でしたが、2018年5月30日現在は10円前後です。ICOの際は約2,500万ドルを集めたことで話題にもなりました。
2位:TRX(TRON)
2018年8月28日にリリースされたトロンは発行上限枚数1,000億枚で「エンターテイメントに特化した分散型ストレージプラットフォーム」として開発されたトークンです。
これは世界中の無名なアーティストやクリエイターが多くの人の目に止まりやすくなり、世に出るチャンスも増える可能性があります。現在は6円前後と購入しやすい価格になっています。
3位:LEND(ETHLend)
このトークンは融資を民主化するために開発されました。融資なので貸付金のシステムに利用されますが、消費者金融などがブロックチェーン上で利用できるイメージです。
このトークンではありませんがりそな銀行が個人向け無担保ローンにブロックチェーンを導入しました。今後、金融システムに利用できるトークンは注目されていくでしょう。現在は5円前後とこちらも購入しやすい価格です。
4位:Status(SNT)
ステータスというトークンはLINEのようなメッセージアプリをイーサリアムのブロックチェーン上の分散型アプリケーションで管理できるプラトフォームです。
メッセージを暗号化した送受信することが可能で、セキュリティ面が強く外部から盗み見られることはありません。
プラットフォームなどを利用して支払いや、コンテンツを配信することもできます。現在は10円前後の価格になっています。
5位:Verge(ヴァージ)
ヴァージのプラットフォーム上で「取引をオープンにすること」「送金履歴を完全秘密にする」を1つのプロックチェーン上で切り替えて使うことが可能となります。
送信側でそれを選択することができるので、密かに注目されているトークンでもあります。現在は4円前後の価格になっています。
↓ヴァージの詳細
6位:Etherparty(FUEL)
イーサーパーティとはスマートコントラクトを手軽に作成・管理できるプラットフォームで、イーサリアム上でプラットフォームを使用するには専門知識を必要としますが、イーサーパーティを使用することで、プログラミングの知識がなくてもスマートコイントラクトを使用することが可能になります。
現在の価格は6円前後となっています。
バイナンスでのおすすめ草コインについてのまとめ
バイナンスには多くの草コンがありますが、どのトークンがこれから注目されてるかは各トークンの技術や機能にもよります。
ブロックチェーンは今後、専門知識がない一般の人でもスマホを使うように、簡単に使えるようになっていく時代です。そういった社会に役立ちそうな機能を持ったトークンを見つけて、早くから投資してみるのがいいでしょう。
バイナンス以外の取引所でも扱われている2018年おすすめの草コインはこちら↓