送金アプリ「pring」セブン銀行から出金可能に

今月12日、送金アプリpring(東京、港区)はセブン銀行子会社のセブン・ペイメントサービス(東京・千代田)と提携し、「セブン銀行」のATMから残高の出金が可能となったことを発表した。

pringはメタップス、みずほ銀行とベンチャーキャピタル(VC)のWiL(ウィル)が2017年に設立した送金システムであり、専用アプリで提携先の銀行口座をひも付けると、手軽に個人へ送金ができる。

今回の提携により、pringのアプリから出金を申請してATMで手続きすると1000円から10万円を上限に出金ができることとなった。

またその手数料は1日1回まで無料であり、全国2万5000台超のATMに対応している。

これにより、pringで受け取ったお金を現金化できるスピードは速くなり、利用者はより利便性の高いサービスを受けることが可能となっている。

pringを利用すると、毎度の送金作業を省くことができるだけでなく、送金履歴をデータとして残すことができる。

今回さらに最寄りのセブンイレブンから出金が可能になったことで、ビジネスの上必要となる立替金などをすぐに受け取ることも可能となり、その汎用性は高い。

pring は18年3月のサービス開始から1年間で、送金総額15億円を達成している。

送金額の大きい法人の利用数を獲得できれば、pringは来年度、送金総額を飛躍的増大させるだろう。