
国内大手インターネットサービスを展開する株式会社楽天は、独自のスマートフォン決済システム「楽天ペイ」での支払金額のうち2割を利用者へ還元するキャンペーンの開始を告知している。
このキャンペーンは今月25日から翌月8日までの期間、3000円を上限として定員の制限なく行われる予定だ。
還元を受けるためには、楽天ペイの利用が初めてであること、アプリに楽天のクレジットカードである「楽天カード」を設定すること、また500円を超える金額の買い物を3度以上することの3つの条件をクリアする必要がある。
そして還元は楽天独自の共通ポイントである「楽天スーパーポイント」の付与によって行われることとなっている。
このシステムにより、キャンペーンを通じて決済サービスの新規顧客獲得が目論まれていることは言うまでもないが、さらにポイントを楽天ペイ経由の形で利用してもらうことでインターネットと実店舗の両方で楽天のサービス利用促進が図られている。
現在スマートフォン決済に纏わる各社のキャンペーン実施は相次ぎ、競争が激化している。
楽天はこれに参戦し、他社に対抗する形となった。
楽天ペイはスマートフォンアプリで表示できるQRコードの読み取りによって手軽に決済が可能な仕組みとなっており、スーパーやコンビニ、飲食店やタクシーなど様々な場面で利用されている。
キャンペーンを通じ多くの新規顧客を獲得することは、楽天にとって幾重もの利益が想定されよう。