
フィンテック系ベンチャー企業のココペリ(東京 千代田)は、昨年より開始したITによる経営支援サービス「Big Advance(ビッグアドバンス)」の提携先を全国の9金融機関に拡大する方針を明らかにした。
これにより、同サービスは販路開拓や事業承継など、中小企業の経営課題解決に役立てられる見通しだ。
ココペリは横浜信用金庫(神奈川 横浜)と地域企業の経営課題解決に支援するサービスを開発し、昨年4月よりその提供を開始している。
今年1月には静岡県を地盤とする静清信用金庫(静岡 葵)がこのサービスを導入した。
そして今回、西武(東京 中野)、大地みらい(北海道 根室)、千葉(千葉 中央)、碧海(愛知 安城)、三島(静岡 三島)の5信用金庫及び大光(新潟 長岡)、長野(長野 松本)の2銀行に対し新たにサービスが提供されることとなった。
同社の提携先拡充によって、中小企業では原材料の調達や販路拡大、人材確保や事業承継の譲渡・譲受案件等あらゆる経営上の問題において、営業区域の枠を超えた広域的なマッチングが可能となろう。
ココペリ社長の近藤繁は、経営支援サービス「ビッグアドバンス」について、地域の中小企業と世界をつながるプラットフォームに育てていくことができるよう、今後はさらに海外の金融機関等への拡充も行う予定であるとしている。