フィンテック企業 提携しサービスを一元化

近年、ヤフーとソフトバンクのスマホ決済「ペイペイ」や楽天の「楽天ペイ」、NTTドコモの「d払い」など、フィンテックにおける企業参入が相次ぎ、同種の決済サービスが乱立されている。

利便化が進む一方で、これにより提携店舗では各手続きを個々に把握しまたスタッフへ指導していく必要生じており、店舗運営に負担がのしかかっている現状がある。

そのような中、今月27日、人気SNSアプリ「LINE」を運営するLINE株式会社(東京 新宿)とフリーマーケットアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリは両社での提携を発表した。

この提携により、スマートフォン決済の加盟店開拓で相互互恵的戦略が図られることとなる。

具体的には、LINEのスマートフォン決済「LINEペイ」とメルカリの「メルペイ」がどちらの加盟店でも利用を可能にし、双方のサービスが利用できるよう、システム構築が進められる予定である。

昨年末時点において、LINEペイを利用できる場所は133万カ所、メルペイでは135万店での導入が決まっている。
今後、提携網が拡大され、ほかの決済事業者にも加盟店が開放される見通しだ。

同システムの完成は2019年夏頃導入が始まる。

拡大中であるフィンテックをめぐるシステム整備は今後も進められることとなろう。