
4月17日、LINE株式会社はスマートフォン決済サービス「LINE PAY(ライン ペイ)」を、既存のアプリ無料通話・SNSアプリLINEとは別のアプリでも提供することを発表した。
独立したアプリで決済サービスを提供することで、その都度にパスワードを入力しログインする手間が省かれる。
また、利用可能な店舗情報やクーポンを探しやすくなり、利便性が高くなる。
キャッシュレス決済では現金決済にはないポイント還元という特典があるため、半年後の消費増税では、スマートフォン決済の利用拡大が予測される。
SNSアプリの中でもきわめて高い利用率を誇るLINEは既存ユーザーの意見や要望をキャッチしている。
需要を踏まえた取り組みで、年内に世界の月間利用者数1000万人が目指される。
ラインペイのアプリはすでにアメリカグーグルの基本ソフト「アンドロイド」搭載スマートフォンで提供が開始されている。
同アプリでは既存アプリ「LINE」で提供されている決済機能から①30万円未満の決済ではパスワード入力が不要となり②近隣で使用可能な店舗が表示される地図が表示され③決済可能な店舗で利用できるクーポン取得が可能となっている。
クーポン機能は人気であり、現在で550万ダウンロードを突破している。
国内でも、利便性の高い決済機能のみにとどまらない価値の付加でユーザー拡大が促されよう。
LINEは新アプリのリリース記念として、決済額の上限5万円、最大で1万円還元されるキャンペーンを予定している。
スマートフォン決済普及の更なる促進が期待される。