みずほ ネット融資にAIを搭載

みずほ銀行はフィンテックを活用した中小企業向け融資サービスの開始を発表した。

オンラインレンディングの中でも、人工知能を活用した融資はメガバンクで初めての試みである。

同融資サービスでは、オンラインで融資の申し込みから契約までが完結されるため、来店の必要がないだけでなく、面倒な書類での手続きが省かれる。

さらに審査期間が最短2営業日と借入までの待機時間が従来よりも格段に短くなり、多重に利便性が向上する見込みだ。

中小企業は緊急な資金繰りが必要なことも多く、金利の低さよりも手続きの簡易さや融資のスピードを求めて融資先を探す傾向にある。

みずほ銀行では2016年12月に法人口座開設のネット受付をスタートし、2018年5月には中小企業向けのポータルサイトも開設していたが、今後、中小企業の需要に応える形での融資サービス提供が可能となる。

同行は3年で1万社、融資残高で300億円を目指すとし、今回のサービス開始で中小企業のさらなる開拓を狙っている。

サービスは本年5月より開始される予定だ。