LINE・メルカリ決済 顔認証で利用拡大

決済中心のサービス提供への移行を表明した有名SNSアプリを提供するLINEと国内最大手フリーマッケットアプリを運営するメルカリは、スマートフォン決済の登録に顔認証技術を使った本人確認の手続きを導入することを表明した。

これにより、LINEペイ及びメルペイにおける本人確認では面倒な手続きが必要なくなり、利用者は自分の顔と免許証などの写真付き身分証明書を撮影するだけで手続きが完了されることとなる。

この度の顔認証技術導入には利用者の手間を省くことで登録へのハードルを低くし、利用者拡大につなげる狙いがある。

LINEは5月から顔認証技術を使った本人確認を始め、アプリに入金できる残高の上限を10万円から100万円に引き上げる予定だ。

一方メルカリもスマホ決済「メルペイ」で顔写真による本人確認の仕組みを導入し、本人確認ができたことを条件に最大5万円まで商品の購入代金を後払いできるサービスを提供する。

これまで、アプリ決済に関する手続きではアプリに銀行口座を登録することで本人確認が取られていたが、銀行ごとに手続きが異なる上手順も面倒であった。

顔認証システムによるスムーズな本人確認手続きの提供は、アプリ決済領域の利用拡大推進を加速させることとなろう。