
5月6日、ロイター通信がソフトバンクグループのクリップ社への投資を報じた。
クリップ社はクレジットカード読み取り機など決済機器を提供するメキシコの企業である。
2012年に創業し、今年で8年目を迎えたクリップ社がソフトバンクグループから受けた投資は2000万ドルとされる。
クリップ社のあるメキシコでは、レストランやカフェのほか屋台の運営においても低コストな決済方法としてクレジットカードの読み取り機が広く使用されている。
同社は約1億ドルの資金調達を行っており、ソフトバンクの投資はその一部となったと考えられる。
ソフトバンクは今年3月、イノベーション・ファンド創設を発表しており、中南米に特化して宅配アプリサービスを展開する企業などに投資することを公表している。
そのような中での今回の投資は大きいものではないが、中南米におけるハイテク技術は未発展であるため、同地域の新興企業の価値もまた未発展であるため大いに投資が成長を生む可能性がある。