ソフトバンク ヤフー子会社化

ソフトバンクグループ傘下の大手電気通信事業会社ソフトバンクは、アメリカのインターネット関連サービス会社ヤフーを連結子会社化することを発表した。

同社は既にヤフーの株式の12.8%を所有しているが、さらに新たな株式を4565円で取得し44.64パーセントにまで拡大する見込みだ。

ソフトバンクとヤフーはこれまでEコマース事業などで協業してきたが、近年ではスマートフォン決済の「PayPay」を協同で立ち上げている。

このフィンテック事業は成長が著しく、今後更なる事業の展開と利用の拡大が目指される。

ヤフーの川邊健太郎社長は「令和の時代にも我々が情報通信革命、そしてデジタルトランスフォーメーションを一緒に推進していく」と述べており、フィンテック事業で必要なビックデータ等の分野で更なる相乗効果を生み出すことを今回の連結子会社化の目的としていることが伺える。

一方ソフトバンクでは国内9000万人以上のヤフー会員や100件超のアプリ及びサービスを包括することで5G時代に向けたあらゆる領域へのサービス拡大と非通信分野のサービス強化が図られることとなる。

また両社は各分野での統合も進めており、3000人のヤフーのITエンジニアと5000人のソフトバンクのエンジニアもまた統合されることとなる。

提携連携子会社化は2019年6月中に実現する予定だ。