
5月17日、ロイター通信は世界的SNS「Facebook」(以下フェイスブック)を運営する米フェイスブックがスイスにフィンテック企業を設立することを報じた。
情報元は、スイス・ジュネーブにおける新たなフィンテック企業「リブラ・ネットワークス」の登記だ。
フェイスブックでは2017年よりフェイスブックを介したメッセージアプリ「Facebook Messenger(フェイスブック・メッセンジャー)」のチャットボットを用いた国際送金サービス「Transfer Wise Bot(トランスファーワイズボット)」が提供されてきたが、これはイギリス・ロンドンを本拠地とするフィンテック企業「トランスファーワイズ」によるものであった。
フェイスブックは現時点でコメントを控えている状態であるが、世界的なSNSの基盤を持つフェイスブック社の手がける新フィンテック企業の事業内容は「投資、決済、資金調達、アイデンティティー管理、分析、ビッグデータ、ブロックチェーンなど」とされており、今後SNSアプリ・フェイスブックの利用者は送金にとどまらないフィンテックサービスを受けることが可能となろう。
同社の公式コメントに注目が集まる。