
5月30日、日立製作所と住信SBIネット銀行はAI審査サービス提供のための合弁会社Dayta Consulting設立を発表した。
Dayta Consultingは、AIにより住宅ローンの審査を行うことを目的としており、これを金融機関へ提供することで金融機関の利用者における融資金の貸倒率を推計する。
同サービスは住信SBIの過去融資審査データを使用したAIの学習データが基礎に敷かれているが、今後は提供する金融機関からもデータを収集しさらに精度の高いAIのスコアリングを可能とするためアップデートが予定されている。
現行のAIによる融資審査では短期かつ少額の融資が中心となっているが、2社の提携による同サービスではAIを使い個人のスコアリングを行うことで長期かつ額の大きい融資となる住宅ローンにおける精度の高い審査を可能となる。
将来的には住宅ローンのみならずカードローンやトランザクションレンディングなどへの拡大も目指されており、汎用性が大きい。
サービスは本年10月より開始が予定されている。