
楽天ペイは、JR東日本とキャッシュレス決済事業で提携することを発表した。
これにより、楽天ペイのアプリ上からJR東日本の交通系IC“Suica”の発行及びチャージができるようになり、Suicaは鉄道の駅と全国の公共バスだけでなく約60万店舗ある交通系電子マネー利用可能店舗で使用されることとなる。
同提携により両サービスは相互互恵的に利用数及び利用者数を増やすことが期待される。
また、ユーザーは楽天ペイアプリからSuicaを発行し、楽天ペイアプリに登録した楽天カードでSuicaへクレジットカード決済ができるようになることで、楽天ペイのアプリだけで公共交通機関での支払いが管理可能となるなど、利便的な両サービスの利用が可能となる。
なお、チャージに際しては楽天スーパーポイントの付与もされる予定となっており、利用の魅力度は高い。
JR東日本のIT事業部長の野口氏は同提携についてネット上で大きな顧客数を握っている楽天と社会インフラの要素を持つJR東日本が相互に弱みを補完する「ベストパートナー」であると述べている。
サービスは2020年春からの提供を目標に進められている。
現段階における予定対応端末はおサイフケータイ対応のAndroid端末であるが、より広い利用推進に向けiOS対応についても「今後検討していく」とされている。