
今月11日、フィンテックスタートアップのRevolut(以下レボリュート)はアップル社の決済サービスApple Pay(以下アップルペイ)のサポートを拡大し、ヨーロッパ地域の16か国で支払いオプションを利用できるサービスを開始した。
このサポート拡大により、対象地域のユーザーはレボリュートのカードをレボリュートあるいはアップルのオリジナル決済アプリを介してアップルペイへ追加できるようになった。
現物のウォレットカードを持っていないユーザーに関しても、レボリュートのアプリより決済アプリ上でバーチャルカードを作ることができるため、登録後すぐの利用が可能であり、大幅な利用拡大が見込まれる。
レボリュートのプロダクトオーナーはレボリュートの今後の動向について、「最終的な目的」を「顧客の金融のあらゆる側面を支える便利なツールを提供すること」であるとし、実現に向け迅速かつ便利でリスクの少ない支払い能力を持たせることが不可欠であると述べている。
また、同氏はこの度の同社の取り組みに対し、顧客が望む方法での資金利用を可能ならしめる前向きな一歩であるとし、この度の取り組みを評価した。
以前の報道に取ると、同社がアップルペイに関する契約を締結したのは英国・フランス・ドイツ・スイスの4か国であったが、現在対応しているのは英国・フランス・ポーランド・ドイツ・チェコ・スペイン・イタリア・スイス・アイルランド・ベルギー・オーストリア・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランド・アイスランドの16カ国と、大幅に規模が広げられている。
レボリュートのアプリはまだ日本での利用が可能となっていないが、すでにアプリの登録がスタートしており、事前登録の形がとられている。
レボリュートのサービスでは海外へ行くときに必要な両替などが無料で簡単にできる等、画期的かつ利便性が高い。
同社の今後の活躍に注目が集まる。