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InsurTech(インシュアテック)として注目の「iChain保険ウォレット」の魅力

保険(Insurance)とテクノロジー(Technology)を掛け合わせた、「InsurTech(インシュアテック)」の注目が高まっています。

インシュアテックは2010年前後から欧米を中心にスタートアップ企業が出始め、2015年以降に一般向けのサービスが開始されました。

近年、日本でも先進的なフィンテックサービスを提供する企業が出始めています。そんなInsurTech(インシュアテック)のスタートアップとして注目されるiChain 株式会社は、加入している保険を一括管理できるスマホアプリ「iChain保険ウォレット」を提供しています。

この記事では、iChain保険ウォレットの機能や利用方法について詳しく解説します。

iChain保険ウォレットとは

出典:iChain

「iChain 保険ウォレット」は国内保険事業者の保険商品に対応

iChain保険ウォレットは、自分が加入している保険の基本情報と保険証券イメージをスマートフォンで登録でき、国内保険事業者の保険商品に対応していて、生命保険・医療保険・自動車保険だけでなく、家財保険やペット保険も登録できます。

以下のような自分が加入している保険の基本情報および保険証券イメージを、スマートフォンで登録・閲覧できるだけでなく、加入保険の情報を家族で共有できるのです。

⦁ 商品名
⦁ 契約者
⦁ 保証対象者
⦁ 保険料
⦁ 保険期間

日常生活におけるリスク情報を「iChain保険ウォレット」で管理することにより、万が一の時でも迷わずに自身や家族が保険会社に連絡し、保険金や給付金の請求ができます。日本在住の18歳から69歳の80%以上が生命保険に加入しています。

しかし、身近な存在であるにもかかわらず、多くの人が保険証券を普段目に触れない場所に管理しています。

その結果、時間が経つにつれて加入している保険への意識は薄れていき、事故や病気などのアクシデントが発生した際、スムーズに保険給付金や保険金を請求することができないことがあるのです。

iChain保険ウォレットを利用すれば、「もしも」の時に迷わずに自分や家族が保険会社に連絡して保険金や給付金の請求ができます。

販売停止している保険商品や共済組合等の商品に対応

2018年8月のバージョンアップで、販売停止の保険商品や共済組合などの商品にも対応し、より幅広い保険商品の登録ができるようになりました。10年の期間を超える生命保険の中には、現在販売を停止している商品もありますし、保険会社は再編が多いので、加入時の会社名から変わっている可能性もあります。

iChain保険ウォレットは、国内保険会社と保険商品のデータベースを用意していますが、現在販売している商品が中心です。

そこで、販売停止の保険商品に対応するため、フリーテキスト入力で登録できるようにしたのです。

また、共済組合等の商品にも対応しました。平成29年度に共済事業を行う共済組合は、消費生活協同組合(生協)だけでも110組存在しています。これら共済保証に加入している組合員は全国で6600万人を超え、契約残高も1,100兆円にのぼります。

共済名や共済商品名もフリーテキストで登録できるようになったので、対応可能になりました。

さまざまな保険証券の一元管理が可能

現在加入している保険の種類や保険料、支払い期間をすべて見える化できます。支払っている保険料を月額や年額計算して表示することもできるので、家計管理がしやすく、保険の見直しにも役立ちます。

保険会社とすぐに連絡が取れるため安心

保険はいざという時に頼りになりますが、どのような保険に入って、どこに連絡すればいいのかを把握している人は少ないでしょう。iChain保険ウォレットは、自分の保険をまとめて管理できるので、紙の保険証書を探さなくても大丈夫です。

また、保険会社への請求電話番号を登録しておけば、いざというときでもすぐに連絡できます。もしもの時でも迷わずに自身や家族が保険事業者へ連絡し、保険金や給付金の請求ができるのです。

iChain保険ウォレットの利用方法

出典:iChain

アプリをダウンロード

スマホにiChain保険ウォレットを、以下のサイトからダウンロードします。ダウンロードは無料です。

Google Play
iOS

保険証券をアップロード

スマホで保険証券を撮影してアップロード。証券番号と保険の種類を入力すれば保険証券を登録できます。

保険契約情報を入力

iChain保険ウォレットに、以下のような基本情報も登録しておくと便利です。

⦁ 保険料や保険金
⦁ 保険請求時の電話番号
⦁ 保険金の受取人

iChain保険ウォレットの機能

 

家族と保険情報をシェアできる共有機能

家族が加入している保険は意外とわかりません。iChain保険ウォレットで保険をシェアしておけば、自分で保険会社に連絡できないときでも、家族が代わりに対応できるので安心です。

保険満期日前に通知するプッシュ機能

保険満期日直前にプッシュ通信で、以下のようなお知らせが来ます。

⦁ 加入生命保険の保険満期日はあと30日です
⦁ 自動車保険の満期日はあと20日です

このように事前に通知がくるので、満期日を忘れる心配はありません。

保険により保障・補償の見える化!ダッシュボード機能

加入している保険で保証・補償されているかをチャートで見える化できるようにしたのが、「ダッシュボード機能」です。次のように、生活する上での主な6種類のリスクに対応しています。

⦁ 病気・ケガ
⦁ 長生き
⦁ 家族・家計
⦁ 自動車・自転車
⦁ 家屋・家財
⦁ レジャー・ペット

ダッシュボード機能でどのようなリスクがあるのかを把握し、保証・補償されていないリスクを発見できるので、保険の検討や見直しにも役立てることができます。

iChain Baseを提供

iChain Baseを利用すれば、以下のような業務をシステムで管理できます。

⦁ 新規契約受付
⦁ 顧客管理
⦁ 保険料支払い
⦁ 問い合せ

iChain Baseは、少額短期保険会社に対してブロックチェーンベースの保険金支払プロセス管理、および保険証券管理を提供するプラットフォームです。先進的な UX(ユーザーエクスペリエンス)とUI(ユーザーインターフェース)による、保険金・給付金支払処理などの契約処理や移動処理を効率的に行うことができます。

UXとは人がサービスやモノに触れて得られる経験や体験、UIは人とモノをつなぐ窓口のようなものです。

さらに、「iChain 保険ウォレット」と連携することで、保険契約者に様々な情報をプッシュ通知で届けることが可能です。

iChain BaseはSaaS型(クラウドで提供されるソフトウェア)アプリケーションなので、保険会社は自社でのシステム開発やシステム運用担当者を置く必要はありません。サーバ調達やソフトウェア・ライセンス購入なども必要ないので、経済的で合理的な業務オペレーションが実現できます。

iChain保険ウォレットの開発会社情報

iChain株式会社について

iChain株式会社は、分散台帳技術であるブロックチェーンを用いて、保険業界にイノベーションを起こすインシュアテックのスタートアップ企業。これまで紙ベースで行われてきた加入保険の保険証券をスマートフォンで管理できるようにしました。

会社概況は以下の通りです。

会社概要

⦁ 所在地 東京都中央区新川1-8-8アクロス新川ビル2F
⦁ 設立日 2016年4月1日
⦁ 資本金 205,420,000円(資本準備金含む)
⦁ 代表者 代表取締役 CEO 加藤 裕之

事業内容

InsurTech(インシュアテック)やブロックチェーン(分散台帳技術)、IoT分野に関するソフトウェアサービスの開発や販売・コンサルティング事業を行っています。

また、以下のようなサービスを提供しています。

⦁ iChain保険ウォレット
⦁ iChainBase
⦁ 少額短期保険会社設立プロデュース

少額短期保険会社設立プロデュースとは、少額短期保険会社を設立する事業者を支援する事業です。少額短期保険会社とは、一定の事業規模の範囲内において、保証(補償)金額が一人1,000万円までと少額で、保険期間1年(第2分野は2年)以内の保険を扱う事業者のことです。

三井住友海上とのサービス連携を開始

2018年12月に、iChain株式会社は三井住友海上火災保険株式会社とのサービス連携を発表しました。

iChain株式会社が提供する 「iChain保険ウォレット」と三井住友海上が提供する「お客様Webサービス」を連携し、三井住友海上の顧客は、スマホでシームレス(途切れのない)な契約情報管理機能を利用できるようになりました。

三井住友海上の自動車保険や火災・家財・地震保険を登録している場合、iChain保険ウォレットへの登録も可能で、満期日の60日前に通知が来ます。

受賞歴

⦁ 「NTTデータ 第8回豊洲の港からpresentsオープンイノベーションコンテスト」ファイナルリスト

「NTTデータ 第8回豊洲の港からpresentsオープンイノベーションコンテスト」とは、NTT データとベンチャー企業・大手企業(NTT データの顧客)でのwin-winによるイノベーションビジネスを創出する提案を募集するコンテストです。

まとめ

保険請求分野におけるフィンテックの応用は、デジタル化による人件費削減というメリットがあります。

保険業務自体は決まっているので、保険証書などこれまで紙や書類などアナログだった部分はデジタルに置き換えることが可能です。その結果、処理の効率化が進みます。

世界で一番高齢化が進み、医療費の増大が国家財政を圧迫し続けている日本において、フィンテックの中でも特に成長余力が大きい分野といえるでしょう。

iChain 保険ウォレットは、国内の保険の多くに対応しているので、今後の普及が期待されます。