武蔵野銀行、Pepperを使った受付番号呼出システムを導入

埼玉県の武蔵野銀行は8月1日、株式会社生活革命、ローレルバンクマシンと協業し、人型ロボットPepperを活用した受付番号呼出システムを導入すると発表した。同システムの導入は、国内金融機関では初。

このシステムは、生活革命の技術により、ローレルバンクマシンの受付呼出システムとPepperをインターネットで連携させたもの。来店した顧客に対して、「受付画面の表示」「受付番号の発券」「受付番号の呼出」等の一連の受付業務をPepperが行う。

また、受付機能以外にも「天候に応じた来店あいさつ」や「地域内の近隣施設のイベント情報発信」機能も有するという。

以下に、武蔵野銀行のニュースリリースを引用する。

ロボットを活用した受付番号呼出システムの導入について
~ IoT の技術を活用した地元ベンチャー企業、大手機械メーカーとの協業 ~

武蔵野銀行
平成28年8月1日

武蔵野銀行(頭取 加藤喜久雄)では、平成28年8月1日(月)より、さいたま新都心パーソナ
ルプラザにて、株式会社生活革命、ローレルバンクマシン株式会社との協業により、ソフトバンクロボティクスが開発・提供する人型ロボットPepper を活用した国内金融機関初の受付番号呼出システムを導入いたしますのでお知らせします。

本システムは、ローレルバンクマシン株式会社の受付呼出システム(INC-300)とPepper を、株式会社生活革命の技術によりインターネットで連携させ、ご来店されたお客さまに対して「受付画面の表示」「受付番号の発券」「受付番号の呼出」等の一連の受付業務をPepper が行います。

また、受付機能以外にも、株式会社生活革命の独自技術を活かし「天候に応じた来店あいさつ」や「地域内の近隣施設(さいたまスーパーアリーナ)のイベント情報発信」機能を装備し、ご来店されたお客さまをおもてなしいたします。

当行は今後も、IoT やAI 等の先端技術を活用した取組みを強化してまいります。

※本件はソフトバンクロボティクスの「Pepper」を活用し、当行が独自に実施しているものです。
※IoT:Internet of Things の略。情報通信機器に限らず、様々な機器がインターネットにつながる仕組みのこと。

以上

<受付番号呼出システムの利用方法>
①ご来店されたお客さまが、胸のタブレットに表示された用件ボタンを押下されると、タブレット下部に設置されているプリンターから受付番号が発券されます。

②お客さまのお呼び出しはPepper が発声し、窓口へご案内します。

<その他の機能>
①来店時のお客さまへのごあいさつ
天気や湿度等の外部データを取得し、人間の接客と同様に、天候などに応じた一言を添えたあいさつを行います。

※ごあいさつ例
「お暑い中、ご来店いただき誠にありがとうございます」

②イベント情報の配信
さいたまスーパーアリーナのHP に掲載されているイベント情報を取得し、同情報をPepper が発声します。

(以下、省略)

 

(参照)武蔵野銀行のニュースリリース

http://www.musashinobank.co.jp/irinfo/news/pdf/2016/robotto280801.pdf