電通など、中小企業向け資金繰り計画支援ツールを提供

電通とイードは8月15日、両社が共同で運営する中小企業のためのビジネス情報プラットフォーム「HANJO HANJO」において、FinTech企業クラウドキャストと協業し、中小企業経営支援サービスを開始すると発表した。

3社は中小企業の生産性向上を目的に、経理・総務・営業などの観点で経営をサポートするサービスの開発・提供を検討してきた。今回はその第1弾として、キャッシュフロー管理を自動化するソリューション「Staple Pulse」を「HANJO HANJO」内で提供する。

「HANJO HANJO」内に「Staple Pulse」の事例、ユースケース、利用方法などのコンテンツを作成し中小企業に導入しやすい環境を整備するほか、「Staple Pulse」の簡易機能版を提供する。

以下に、電通のニュースリリースを引用する。

電通とイード、FinTechを活用した中小企業経営支援サービスを開始
― 中小企業のためのビジネス情報プラットフォーム「HANJO HANJO」内で提供 ―

株式会社電通
2016年8月15日

株式会社電通(本社:東京都港区、社長:石井 直)と株式会社イード(本社:東京都新宿区、代表取締役:宮川 洋)は、両社が共同で運営する中小企業のためのビジネス情報プラットフォーム「HANJO HANJO」(ハンジョー・ハンジョー)を通じ、新たにクラウドキャスト株式会社※1(本社:東京都港区、社長:星川 高志、以下「クラウドキャスト」)との協業で、フィナンシャル・テクノロジー(以下「FinTech」)を活用した中小企業経営支援サービス事業を開始します。

3社は、中小企業の生産性向上を目指し、経理・総務・営業など多様な観点でスマート経営をサポートするサービスの開発・提供を検討しており、その第1弾として、キャッシュフロー管理を自動化するソリューション「Staple Pulse」(ステイプル・パルス)を「HANJO HANJO」内で提供します(簡易機能版は無料)。

「HANJO HANJO」は2015年7月の開設以来、中小企業が成長していくためのヒントとなり得る業界情報やトレンド、地方発のビジネスモデルや異業種連携による新しいビジネススキームなど、他では得られないビジネス情報を発信してきましたが、今後は経営のスマート化に貢献するための具体的ソリューションも発信していきます。

<Staple Pulseについて>
名  称:Staple Pulse for HANJO HANJO (URL:https://staple.hanjohanjo.jp)
開 設 日:2016年8月上旬
事業内容:電通、イード、クラウドキャストの3社が「HANJO HANJO」内に中小企業のスマート化を促進するキャッシュフロー管理自動化ソリューション「Staple Pulse」の事例、ユースケース、利用方法などのコンテンツを作成し、中小企業に分かりやすく、導入しやすい環境を整備します。加えて、「HANJO HANJO」内では「Staple Pulse」の簡易機能版を提供します。

今後も、電通、イード、クラウドキャストの3社は、限られたリソースで経営を行うベンチャー企業や中小企業に対し、より戦略的に取り組める経営環境を提供することで、その成長を後押ししてまいります。

※1 クラウドキャスト株式会社は、日本最大のFinTech産業拠点「FINOLAB」※2(フィノラボ)に集う 
FinTechスタートアップ企業で、2011年の創業以来、一貫してベンチャー企業・中小企業の業務効率化に資するFinTechソリューションの開発・提供を行っています。同社には、スマホでの経費精算自動化ソリューション「Staple」(ステイプル)で、SMB(Small Medium Business)市場を切り開いてきた実績があります。
※2 「FINOLAB」(URL:http://finolab.jp/)は2016年2月1日に開設。FinTech領域のスタートア
ップ企業を支援するイベント(セミナー、マッチングイベントなど)の開催、社内外の専門家によるメンタリング、国内外の投資家や需要家へのプレゼンテーションとマッチング機会の創出、FinTechスタートアップ企業と参画企業による共同研究の推進、FinTechエコシステムの形成などを行っています。本事業はFINOLAB参加企業によるオープンイノベーション開発プロジェクトになります。
(以下、省略)

 

(参照)電通のニュースリリース

http://www.dentsu.co.jp/news/release/2016/0815-009010.html