日本取引所グループ、日本IBMと共同でブロックチェーンの実証実験を開始

日本取引所グループと日本IBMは2月16日、共同でブロックチェーン技術に関する実証実験を開始する事で合意したと発表しました。

今回の実証実験では、日本取引所と日本IBMが協力し、The Linux Foundationが進めているオープンソースプロジェクト「Hyperledgerプロジェクト」のフレームワークを利用して、低トランザクション市場を想定した場合の、技術的な限界や可能性について評価を行うとのことです。

2015年10月に米Nasdaq社がブロックチェーンを使った未公開株の取引市場「Nasdaq Linq」を発表しており、これに続く動きになりそうです。

以下に、日本取引所グループのニュースリリースを引用します。

ブロックチェーン技術に関する実証実験の開始について

株式会社日本取引所グループ
2016年2月16日

株式会社日本取引所グループと日本IBMは、共同でブロックチェーン技術(分散型台帳)に関する実証実験を開始する事で合意しました。

ブロックチェーン技術は、いわゆるフィンテックの中でも、国際的に最も注目を浴びている技術の一つであり、低コストで、高い可用性・安全性を持った、共有型インフラ構築を可能にすると言われています。一方で、本格的な金融ビジネスの適用にあたっては、解決すべき課題も指摘されており、今後の検証や改善が必要と考えられます。

今回の実証実験は、日本IBMの協力を得ながら、ハイパーレッジャープロジェクトのフレームワークを利用して、低トランザクション市場を想定した場合の、技術的な限界や可能性について評価を行う事を目的とします。

(以下、省略)

 

(参照)日本取引所グループのニュースリリース

http://www.jpx.co.jp/corporate/news-releases/0010/20160216-01.html