三井住友FG、ブロックチェーン技術に関する協働・共同研究を拡大

以下に、三井住友フィナンシャルグループのニュースリリースを引用します。

ブロックチェーン技術に関する協働・共同研究等の活動拡大について

三井住友フィナンシャルグループ
三井住友銀行
ハウインターナショナル
近畿大学
2016年5月16日

株式会社三井住友フィナンシャルグループ(社長:宮田 孝一、以下「三井住友フィナンシャルグループ」)、株式会社三井住友銀行(頭取:國部 毅、以下「三井住友銀行」)は、ブロックチェーン技術(※)等の新技術を金融分野で活用することを狙いとし、株式会社ハウインターナショナル(代表取締役社長:正田 英樹、以下「ハウインターナショナル」)、とは協働体制を、学校法人近畿大学(理事長:清水 由洋、以下「近畿大学」)とは共同研究を進めていくことといたしました。

昨今、ブロックチェーン技術は仮想通貨の中核技術として注目を集め始め、様々なビジネスへの活用が期待されております。一方で、実際のビジネスへの活用は緒に就いたばかりであり、今後、同技術に関するノウハウを蓄積していくことが求められています。

今回、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、並びにハウインターナショナルは、ブロックチェーン技術を用いた研究用アプリケーションの開発を開始いたします。ハウインターナショナルは、福岡県飯塚市を本社とするIT企業で、優れたソフトウェアや企画を評価する「フクオカRuby大賞」において、ブロックチェーン技術を用いた電子投票システムにて優秀賞(近畿大学産業理工学部 山崎研究室と連名)を受賞するなど、ブロックチェーン技術についても確かなノウハウを有しております。

また、三井住友銀行は、近畿大学と、産学連携の一環としてブロックチェーン技術の金融ビジネスへの活用に関する研究を開始いたします。近畿大学とは主に、金融ビジネスへの活用に必要となる技術面での研究を進めてまいります。

三井住友銀行は、これまでもブロックチェーン技術の研究に力を入れてまいりました。昨年度より、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(所長:喜連川 優、以下「国立情報学研究所」)とブロックチェーン技術の金融ビジネスへの活用に関する共同研究に取り組んでおり、今年度もこの共同研究を継続し、さらに拡大いたします。国立情報学研究所とは主に、金融ビジネスへ活用する際の法律面、制度面での研究を進めてまいります。

今後も三井住友フィナンシャルグループ・三井住友銀行は、ブロックチェーン技術をはじめとした新たな技術をオープンに取り入れながら、より一層の商品・サービスの向上に取り組んでまいります。

(※)ブロックチェーン技術

取引台帳の集中管理を不要とする技術。所有権・価値の移転を行うサービスにおいて、劇的なコスト削減が期待されている。

(以下、省略)

 

(参照)三井住友フィナンシャルグループのニュースリリース

http://www.smfg.co.jp/news/j110062_01.html