NEC、沖縄銀行のタブレット端末向けに顔認証ソフトを提供

NECは6月17日、沖縄銀行に、渉外担当者などが利用するタブレット端末のセキュリティ強化を目的として、顔認証セキュリティソフトウェアを提供したと発表した。

提供したのは、顔認証セキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor V2」。米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで第1位評価を獲得した顔認証エンジンを活用して開発されたソフトウェア。

沖縄銀行は、顧客のライフプラン・コンサルティングや住宅ローンなどのローンシミュレーションを行うためにタブレット端末を利用しており、本ソフトウェアの導入により、不正利用の防止や情報漏洩のリスクを低減する。具体的には、行員はタブレット端末の内蔵カメラに顔を向けるだけで瞬時にログオンが可能となる。

以下に、NECのニュースリリースを引用する。

NEC、沖縄銀行の渉外・融資担当者用タブレット端末向けに顔認証セキュリティソフト「NeoFace Monitor V2」を提供
~高い利便性とセキュリティの両立を実現~

日本電気株式会社
2016年6月17日

NECは、株式会社沖縄銀行(本店:沖縄県那覇市、取締役頭取:玉城 義昭、以下 沖縄銀行)に、渉外および融資担当者が利用するWindowsタブレット端末約750台のセキュリティ強化を目的として、顔認証セキュリティソフトウェア「NeoFace Monitor V2」を提供しました。

「NeoFace Monitor V2」は、世界No.1の認証精度(注)を有する顔認証エンジンを活用して開発されたセキュリティソフトウェアで、パソコンやタブレット端末への顔認証による高精度かつ高速なOSログオンを可能とします。

沖縄銀行は、お客様のライフプランのコンサルティングや住宅ローンなどのローンシミュレーションを行うためにタブレット端末を利用しています。本ソフトウェアの導入により、なりすましなどの不正利用を防止し、情報漏洩のリスクを低減します。また、行員はタブレット端末の内蔵カメラに顔を向けるだけで瞬時にOSログオンができるため、外出先においても高い利便性とセキュリティの両立を実現します。

NECは、社会ソリューション事業に注力しており、今後も顔認証をはじめ生体認証技術を活用した製品やサービスを提供することで、安全・安心で豊かな社会の実現に貢献していきます。

不正利用を防止し、情報漏洩のリスクを低減

顔認証は、ICカードやID・パスワードによる認証方法と違い、盗難・紛失などのリスクが少なく、なりすましなどの不正利用を防ぎます。また、いつ誰がアクセスしたという利用履歴が顔画像を含めて残るため、不正利用への心理的な抑止効果も期待できます。

高い利便性とセキュリティの両立を実現

行員はタブレット端末の内蔵カメラに顔を向けるだけで瞬時にOSログオンができるため、作業開始までの時間を大幅に短縮することが可能です。これにより、高い利便性と顧客情報などへの安全なアクセスの両立を実現します。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

(以下、省略)

 

(参照)NECのニュースリリース

http://jpn.nec.com/press/201606/20160617_01.html