城南信金、富士通の勘定系連携タブレットを導入

富士通は12月20日、城南信金が、営業店システム「FBC-eX」を導入し、一部店舗で稼働を開始したと発表した。

このシステムでは、営業店ロビーにタブレットを導入し、タブレットに入力した勘定系取引データを営業店システムと連携させることで、伝票記入の負荷を軽減する。

以下に、富士通のニュースリリースを引用する。

城南信用金庫様が勘定系連携タブレットを導入し接客スタイルを変革
営業店をおもてなしの場へ

富士通株式会社
2016年12月20日

城南信用金庫(所在地:東京都品川区、理事長:守田正夫)様は、このたび、当社の営業店システム「FBC-eX(エフビーシーイーエックス)(注1)」を導入し、11月に一部店舗で稼働を開始しました。2017年3月までに全店舗(85店)での稼働を予定しています。

本システムでは、営業店ロビーにタブレットを導入し、タブレットに入力した勘定系取引データを営業店システムと連携させることで、お客様の伝票記入の負荷を軽減するとともに、営業店内事務の効率化、正確性向上を実現します。

タブレット連携機能は、「FBC-eX」に含まれる、様々なチャネルを統合してあらゆる世代のお客様に対して最適なサービスの提供を可能にする次世代チャネル・ソリューション「ChannelIntegrator(チャネルインテグレーター、以下、CI)(注2)」を活用して実現しています。

本システムの導入により、城南信用金庫様は、職員の接客スタイルを変革し、営業店を事務処理の場から相談やお客様とのコミュニケーションの場へと変えることで、地域のお客様にさらに親しまれる金融機関を目指します。

当社は今後も、営業店システムを通じ、営業店ロビーでの接客スタイルの変革を継続的に支援していきます。

■背景
城南信用金庫様は、お客様が来店する度に帳票に記入することがお客様にとって大きな負担であると捉えており、新しい営業店システムを検討するにあたっては、紙の帳票を無くすことを目標とし、「お客様に寄り添った、心の通じるシステム」を導入することを基本的な考え方としています。

そこで、お客様の依頼があってから処理を始めるのではなく、職員の方から先にお客様に寄り添って、画面上でお客様が操作し処理を完結させることで、伝票記入や押印が不要となる、お客様の負担を軽減するシステムを導入しました。

■本サービスの特長
1.勘定系システムと連携を行うタブレットの導入
勘定系システムとの連携を行うロビー用タブレットの導入により、従来必要とした紙の帳票を大幅に削減し、お客様の記入負担を削減します。また、オンデマンド印刷機能により、必要に応じて顧客名などを印字した帳票を営業店端末から印刷することができます。

2.印鑑不要の本人確認
生体認証を活用し、本人確認を、カードと手のひら静脈認証(注3)または暗証番号との組み合わせで行えるため、お客様は、印鑑を持たずに取引することができます。

3.CIの適用による導入コスト削減
CIが提供するチャネルフレームワークを適用することで、タブレットで入力したデータと営業店システムの連携を容易に実現でき、導入コストが削減できます。

以上

<注釈>
注1 FBC-eX:
当社の営業店システムパッケージ。Financial Business Components with eXtended functionalitiesの略。

注2 ChannelIntegrator:
FBC-eXのチャネル間連携を実現する技術要素。

注3 手のひら静脈認証:
株式会社富士通研究所が開発した手のひら静脈認証の基礎技術を活用し、当社と富士通フロンテック株式会社が開発した装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure(パームセキュア)」を利用。

(以下、省略)

 

(参照)富士通のニュースリリース

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/12/20-1.html

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