ブロックチェーン推進協会、社会実験でZenの発行を開始

ブロックチェーン推進協会（BCCC）は7月5日、ブロックチェーンを用いた社会実験において、デジタルトークン「Zen」の発行を開始したと発表した。

この社会実験は、日本円と高い為替連動性を保持するデジタルトークン「Zen」を発行し、BCCC会員企業間での取引に適用するもの。日本円との為替が安定して運用され、将来的に実ビジネスでの使用に耐えうるか否か検証を行う。

参加取引所の準備に想定以上の時間を要したため当初予定から遅延したものの、本日、テックビューロの仮想通貨取引所「Zaif」で「Zen」の発行が可能になったという。

「Zen」と日本円との為替レートは常に変動しうるものの、BCCCが取扱取引所ごとに発行数と同数のZenを1Zen=1円で購入する注文を提示することで、実質的にZenの対日本円為替レートを安定化させる仕組みを採用。これらが機能するか否か検証する。

社会実験は、9月30日まで実施される予定だ。