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A-SaaS、横浜銀や東京大学と融資審査モデル構築で連携

税理士向けのクラウド税務・会計・給与システムを提供するアカウンティング・サース・ジャパン(A-SaaS)は6月30日、横浜銀行、東京大学などと、産学連携によるコンソーシアムを結成したと発表した。

このコンソーシアムでは、会計ビッグデータや統計学、AIなどを活用し、低コストで迅速に融資できる審査モデルを構築する。

具体的には、小売店やEC(電子商取引)事業者に対して、 銀行口座やクレジットカードの取引情報、商品の仕入れ・販売状況、決算情報などを用いて審査・融資する「トランザクションレンディング」の実現を目指す。

「A-SaaS」は税理士事務所を通じて全国12万の事業者が利用しており、本コンソーシアムでは、これらの運用実績を活用する。

以下に、A-SaaSのニュースリリースを引用する。

アカウンティング・サース・ジャパン、横浜銀行、東京大学らとトランザクションレンディングの実現に向けた産学連携によるコンソーシアムを結成
~税理士による中小事業者の資金調達支援の実現へ~

アカウンティング・サース・ジャパン
2016.6.30

税理士のためのクラウド税務・会計・給与システム「A-SaaS(エーサース)」を提供するアカウンティング・サース・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO: 佐野徹朗、 以下「当社」)はこの度、株式会社横浜銀行(本社:神奈川県横浜市、代表取締役頭取: 川村健一、以下「横浜銀行」)、東京大学などとともに、産学連携によるコンソーシアム(以下、「コンソーシアム」) を結成いたしました。コンソーシアムは、会計ビッグデータや統計学、AIなどを活用し、低コストで迅速に融資できる審査モデルを構築することで、 中小事業者の経営を資金面から支援することを目的とするものです。

「A-SaaS」は税理士事務所を通じて全国12万の事業者にご利用いただいております。当社は本コンソーシアムにおいて、「A-SaaS」の運用実績を活かし、税理士による中小事業者の資金調達支援の実現を目指します。

※トランザクションレンディング:決済代行サービスやクラウド家計簿・会計ソフトを提供する企業が、小売店やEC(電子商取引)事業者に対して、 銀行口座やクレジットカードの取引情報、商品の仕入れ・販売状況、決算情報などを用いて審査し、融資するサービスのことです。

■コンソーシアム設立背景

中小事業者の更なる成長と日々の取引決済において、資金調達は経営の成功を左右する重要な要因の一つです。 しかし、こうした事業者の資金調達には、与信に必要なデータを揃えるために多大な手間がかかることや、審査に時間がかかるという問題があります。

そこで当社は、中小事業者が資金面で安心して事業に取り組むことができる金融商品を提供し、活気ある街づくりや地域経済の活性化の一助となるような金融商品のイノベーションを推進すべく、 コンソーシアムを結成することといたしました。

横浜銀行、東京大学やベンチャー企業各社が集まることにより、各分野における知見を融合することで、「即日・翌日に事業者へ融資可能な新しい金融商品」の開発を目指します。

■当社の役割

当社は、「A-SaaS」の運用実績を活かし、本コンソーシアムにおいて、新しい金融商品の検討に資する技術知識や統計データを提供する予定です。

■実施期間

2016年6月29日から2016年9月(予定)

■参画団体

  • 株式会社横浜銀行
  • 国立大学法人東京大学
  • 株式会社浜銀総合研究所
  • 株式会社ココペリインキュベート
  • かっこ株式会社
  • アカウンティング・サース・ジャパン株式会社(当社)

(以下、省略)

 

(参照)A-SaaSのニュースリリース

http://www.a-saas.com/corporate/news/pr_160630.html